テレビの医療番組について
最近、下肢静脈瘤に関するテレビ番組の特集があったようで、心配して当院を受診される初診患者さんが目立っています。
治療を受けようと思われる方には積極的に適応のある治療をさせて頂きます。下肢静脈瘤は生理的な変化でなく、疾病です。緊急性重視、重篤度重視の、常識的というか、従前の、というか、まあ、一般的な医療サービスの中では、軽視されがちなのも確かで、私も、そんな中で適切な治療を望まれて医療サービスを模索している方々の受け皿になれればと日々の診療を続けています。
ただ、下肢静脈瘤という疾病が、他臓器への影響、下肢の壊死、瘤の破裂などの怖いことを起こすことが稀で、怖い病気ではないというのも事実です。
テレビを見て心配して来られる患者さんの中には、本当に不安で緊急事態でも起きたかのように慌てて来られる方もいらっしゃいますが、どうかご安心ください。テレビでどのような情報を得られてどう解釈されたかは、お一人おひとりで違うでしょうが、下肢静脈瘤に関しては、不安に思う要素は全くありません。病気自体も、治療も、いろいろな医療サービスの中で、最も安全な部類に入ります。
無用な不安は棄てて日常生活を続けるのもいいですし、この際治そうと思われるなら、いつでも安心して当院へお越しください。